日ごとに春の気配が濃くなり、厨房に届く食材の色合いも鮮やかになってくるこの季節。
忙しい日常の中では「特別な企画」を考えるのはつい後回しになりがちですが、春は地元の常連様や「久しぶりに外食を」と考えている地域の方々と繋がる絶好のチャンスです。
「うちは人手が足りないから、新しい企画なんて……」と諦める必要はありません。
今回は、限られたスタッフ数でも無理なく実施でき、かつお客様の心に春の喜びを届ける「春のレストラン企画」をまとめました。
お昼はカジュアルに楽しむ「春のスパゲティフェア」、夜はしっとりと旬を味わう「旬の和食コース」。この二段構えで、貴館のレストランに新しい風を吹き込みましょう。
今日と明日の2回に分けてご案内します。

◆選べる楽しさ!「春のスパゲティ・セレクション」
ランチタイムのターゲットは、近隣にお住まいの方や、春のドライブついでに立ち寄るお客様です。
「今日のお昼、あそこに行かない?」と気軽に誘い合えるワクワク感を演出しましょう。コンセプトは「選べる楽しさ、旬の香り」。ベースのソースを賢く使い回しながら、5つのバリエーションを展開します。

1,厳選!春を彩る5種のパスタ
釜揚げシラスと春キャベツのペペロンチーノ
柔らかい春キャベツの甘みとシラスの塩気が絶妙。仕上げにレモンピールを散らせば、宿らしい上品な香りに。
2,桜海老と菜の花の完熟トマトソース
緑、赤、ピンクのコントラストが最も華やかな一皿。桜海老を素揚げして乗せると、香ばしさが格段にアップします。
3,地元産筍とベーコンの和風ジェノベーゼ
バジルの代わりに「木の芽」や「大葉」を使った、お宿ならではの和洋折衷パスタ。筍の食感がアクセントです。
4,アサリと山菜の白ワインソース
ぷりぷりのアサリと、ふきのとう等の山菜の苦味を合わせた大人の味。春の旨味を凝縮したスープ仕立てに。
5,春野菜と生ハムのレモンクリーム
アスパラやスナップエンドウの食感を活かした、濃厚かつ爽やかな一皿。生ハムの塩気が満足度を高めます。
厨房を回すコツ
「春野菜セット(下茹でした菜の花、アスパラ、キャベツ等)」をまとめて準備しておけば、どのパスタにもサッと加えるだけで「春の顔」になります。オーダーごとのオペレーションを極限までシンプルにするのが成功の秘訣です。
明日は春のディナー【旬の和食コース】をご紹介します。

