「客単価を上げたいけれど、値上げは怖い」
これは多くの小規模ホテル・旅館のオーナーさんが感じている本音だと思います。
そんな時におすすめなのが、料理のグレードアップによる“選択型メニュー提案で、全体的に顧客単価を高める方法です。
基本プランはそのままにして、「もう一段上」のメニューを用意するだけ。実はこれが、満足度と単価を同時に上げる近道になります。
値上げではなく「選んでもらう」
ポイントは、全体を値上げしないこと。
あくまでお客様に選らぶ楽しさを用意するという考え方です。
例えば
・お造りを「地元鮮魚3種盛り」のほかに「5種盛り」を用意する
・メイン料理を「国産牛」のほかに「地元ブランド牛」を用意する
・料理長おすすめの一品を追加する
上位ランクを選んでいただければ、+2,000円〜3,000円は十分に成立します。

実は一番大事なのは「理由づけ」
料理のグレードアップで失敗しやすいのが、
「内容は良いのに、伝わっていない」ケースです。
✔ なぜ特別なのか
✔ 何が違うのか
✔ 誰におすすめなのか
この3点を、プラン説明文にしっかり書いてあげましょう。
例:本日の料理長おすすめ
「地元漁港で朝揚がった魚を中心に、料理長がその日一番の素材を選びます」
これだけで、“ちょっと贅沢してみよう”という気持ちが生まれます。
写真は「全部」より「一点集中」
料理写真は、全部きれいに撮ろうとしなくて大丈夫です。
むしろおすすめは、グレードアップの象徴になる一品だけ。
・湯気が立つメイン料理
・器にこだわった一皿
・料理長の手元写真
「違いが一目で分かる写真」を1枚用意するだけで、申込を増やせます。

忙しい宿ほど効果が出やすい
料理のグレードアップは、
・新しい設備投資が不要
・スタッフの動線が大きく変わらない
・今ある強みを活かせる
という点で、忙しい小規模宿にこそ向いています。
まずは、週末限定・1日5組限定など小さく始めてみてください。
数字とお客様の反応を見ながら、少しずつ育てていくのが成功のコツです。
料理は「売り込み」ではなく「おもてなし」
グレードアッププランは、売上アップのためだけのものではありません。
むしろ、 「せっかく来てくださったお客様に、より良い思い出を持ち帰ってもらう」というおもてなしの心でメニュー開発をすることが大切です。
この気持ちが伝われば、 満足度も、口コミも、リピートも、自然とついてくると思います。ぜひ、あなたも、この機会にメニュー構成を見直してみてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
日々のおもてなし、本当にご苦労さまです。
あなたの宿が、たくさんの出会いと再会に満ちた「千客万来のお宿」になりますように。
どうぞご自愛のうえ、これからも素敵なお宿づくりを続けてください。
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