フロント・予約時に無理なく単価アップする方法
良い料理でも、伝わらなければ選ばれない
前回の記事では、
「料理のグレードアップは、値上げではなく“選択肢”として用意する」
というお話をしました。
実はもう一つ、とても大切なポイントがあります。
それが “どこで、どう伝えるか” です。
どれだけ魅力的な料理でも、
伝え方を間違えると「売り込み」に感じられてしまいます。
基本は「予約時7割・フロント3割」
料理グレードアップが一番選ばれやすいのは、
予約時点です。
なぜなら、お客様は
「旅の楽しみを想像している時間」だから。
公式サイト・予約ページで
✔ 写真
✔ 短い説明文
✔ 料金差が分かる表現
この3つを用意するだけで、反応は変わります。
フロントでの案内は、
「最後のひと押し」くらいに考えるのがちょうど良いです。

フロントでは“説明”より“おすすめ”
チェックイン時に長い説明は不要です。
むしろ逆効果になることもあります。
おすすめは、一言+理由。
例:
「本日、地元ブランド牛のグレードアップが一番人気です」
「今日は良い魚が入っているので、おすすめですよ」
あくまで
「ご案内」ではなく「共有」する感覚です。

「限定」という言葉は正しく使う
小規模宿だからこそ使えるのが
限定感です。
・本日限定
・週末限定
・1日5組限定
これは煽りではなく、
仕込みや提供数の都合という“正当な理由”があります。
実際に数を絞ることで
現場も回しやすくなり、満足度も上がります。
スタッフ全員が説明できなくていい
よくある悩みが
「スタッフ全員に説明させるのが大変」という声。
安心してください。
完璧な説明は必要ありません。
✔ 一番の違い
✔ 料金差
✔ 料理長おすすめ
この3点だけ共有しておけば十分です。
詳細は、
・館内POP
・客室内の案内
に任せましょう。
POPは“読むもの”ではなく“見るもの”
館内POPは、文章を詰め込まないこと。
おすすめ構成は
・料理写真(1点)
・短いキャッチコピー
・+○円
これだけでOKです。
「詳しくはスタッフまで」
この一文を添えておくと、自然な会話につながります。
無理に売らなくていい理由
料理のグレードアップは、
全員に売れなくても問題ありません。
10組中2〜3組が選んでくれれば十分。
それが、宿の利益をじわっと支えてくれます。
売ろうとしない宿ほど、
「じゃあ、せっかくだから」と選ばれやすいものです。
まとめ:おもてなしの延長線に置く
料理グレードアップは
営業テクニックではなく、おもてなしの延長。
「こんな楽しみ方もありますよ」
その一言が、
客単価も、満足度も、口コミも育ててくれます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
日々のおもてなし、本当にご苦労さまです。
あなたの宿が、たくさんの出会いと再会に満ちた「千客万来のお宿」になりますように。
どうぞご自愛のうえ、これからも素敵なお宿づくりを続けてください。
メールでの無料相談も承っております。お気軽に声をかけてください。
Ryoukan

