蟹の膳をリーズナブルに楽しむという提案
多くの小さな宿泊施設にとって、2月後半は一年の中でも特に集客が難しい時期です。
正月・連休需要が終わり、春休みにはまだ早い。寒さも続き、「わざわざ出かける理由」が見つかりにくいのがこの時期の特徴です。
しかし見方を変えると、冬の味覚が一番充実しているのも2月後半。そこでおすすめしたいのが【蟹の膳】など、冬のご馳走を主役にした期間限定イベントです。

企画の狙いは「理由づくり」と「背中を押す価格」
この企画のポイントは、「贅沢だけど、今なら手が届く」というポジションづくりです。
・蟹料理は本来「高い」「特別な日」というイメージ
・だからこそ、期間限定・閑散期限定価格が効く
・「この時期ならお得に食べられる」という明確な理由になる
「蟹を食べに行く」こと自体が旅の目的になるため、遠方でなくても近場客・リピーターを動かしやすいのも強みです。

準備は“料理の完成度”より“見せ方”を優先
小規模施設の場合、無理に品数を増やす必要はありません。
・蟹刺し
・焼き蟹
・蟹鍋(または蒸し蟹)
・蟹ご飯
など、定番構成で十分です。
重要なのは「全部蟹」という分かりやすさと、写真映えする盛り付け。
仕入れは市場や卸と早めに相談し、「期間・数量限定」でロスを出さない設計にしましょう。
イベント期間は10〜15日程度が現実的です。

広告は“説明しすぎない”のがコツ
告知では、細かい説明よりも感情に訴えるコピーが効果的です。
例)
・「冬のご褒美、今年は少しお得に」
・「今しか味わえない、蟹づくしの夜」
・「寒いからこそ、美味しい旅」
写真は必ず1枚“ど真ん中の蟹”を用意してください。
Webサイト、SNS、館内POP、常連向けDMまで、同じビジュアルを使い回すことで印象が残ります。
閑散期は「利益」より「関係づくり」
この時期のイベントは、満室を目指す必要はありません。
稼働50〜60%でも、
・スタッフのモチベーション維持
・常連客との関係強化
・「あの宿は冬も面白い」という印象づくり
につながれば、春以降の集客に必ず効いてきます。
2月後半は、何もしなければ静かに過ぎてしまう時期。
だからこそ、小さな宿ならではの“食の企画”で、静かな繁盛をつくってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
日々のおもてなし、本当にご苦労さまです。
あなたの宿が、たくさんの出会いと再会に満ちた「千客万来のお宿」になりますように。
どうぞご自愛のうえ、これからも素敵なお宿づくりを続けてください。
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