秋の旅行を楽しみにしているお客様にとって、紅葉は宿を予約するきっかけのひとつです。
今年は秋の気温が全国的に高めに推移し、紅葉の見頃も遅めになる
地域があると予想されています。
例年の日程だけで販売計画を立てず、地元の色づきに合わせた準備を進めましょう。
紅葉情報は「宿からの行き方」まで伝える
「近くに紅葉の名所があります」だけでは、お客様は旅行の予定を立てにくいものです。
ホームページやSNSでは、次の情報をまとめて紹介しましょう。
・宿から車で何分か
・散策にどのくらい時間がかかるか
・駐車場や歩きやすいコースはあるか
・現在、どの程度色づいているか
写真には撮影日を添え、見頃の予想と現在の様子を分けて伝えます。
現地にいる宿だからこそ提供できる情報が、予約前の安心につながります。

紅葉と「宿で過ごす時間」を組み合わせる
紅葉を見た後、お客様にどのように過ごしていただくか。
その提案まで用意すると、宿泊する魅力が伝わります。
例えば、夫婦には「紅葉散策と秋の味覚を楽しむ一泊」、
シニアのお客様には「短い散策コースと温泉でくつろぐ平日旅」。
大きな特典を追加しなくても、周辺の紅葉、料理、温泉を組み合わせれば、
秋の宿泊プランになります。
見頃がずれた場合に備え、販売期間や料理の提供期間も確認しておきましょう。

一度の案内で終わらせず、色づいたら再案内する
早い時期に秋の案内を送っても、その時点では予定を決められないお客様もいます。
そこで、メール配信を希望されている過去のお客様などへ、
色づきが進んだタイミングでもう一度ご案内します。
「宿から車で20分の○○が色づき始めました。来週の平日は、まだお部屋をご用意できます」
このように、最新の紅葉情報と実際の空室状況を一緒に伝えることがポイントです。
旅行会社や地域の団体にも、以前の案内を繰り返すだけでなく、
見頃の状況や受け入れ可能日を添えて連絡しましょう。
フォローアップは、お客様との接点に合わせて
ご案内に使うメディアは、相手に合わせて選びましょう。
●メール・LINE公式アカウント
配信を希望するお客様へ、最新の紅葉写真と平日の空室情報を案内
●Instagram・Facebook
宿に関心を持つ方へ、色づきの変化や秋の料理を写真で紹介
●ホームページ・ブログ
旅行を検討中の方へ、紅葉の状況、散策コース、宿泊プランをまとめて掲載
●はがき・DM
郵送案内を希望する常連のお客様へ、秋の滞在を提案。電話番号も大きく掲載
●電話・個別メール
旅行会社や団体の担当者へ、見頃の状況と受け入れ可能日を伝えて再提案
すべてを使う必要はありません。まずはホームページに最新情報をまとめ、
メールやLINE、SNSから案内する形で十分です。
予約済みのお客様への服装や交通情報などは、予約時に利用したメールや
予約サイトのメッセージ機能で、個別にお知らせすると確実です。

予約後のフォローも、秋の販促の一部
ご予約済みのお客様には、来館前に紅葉の状況、朝晩の服装、
混雑しやすい時間帯などをお知らせします。
予定の場所で色づきが遅れている場合は、別の標高のスポットや、
雨の日に楽しめる周辺施設も案内できるようにしておくと親切です。
「予約して終わり」ではなく、旅行を楽しめるように支えることが、
次の来館につながる信頼を育てます。
今日、まず確認したいこと
まずは、近隣の紅葉スポットを3か所選び、見頃の確認先と宿からの
所要時間を書き出すことから始めてみましょう。
今年の秋は、暦に合わせた一度きりの告知ではなく、
色づきに合わせた情報更新と再案内を。
小さなフォローの積み重ねで、秋の予約を後押ししていきましょう。
Ryoukan

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
日々のおもてなし、本当にご苦労さまです。
あなたの宿が、たくさんの出会いと再会に満ちた「千客万来のお宿」になりますように。
どうぞご自愛のうえ、これからも素敵なお宿づくりを続けてください。
