年末の売上をつくる営業活動
お節料理は年末の大切な販売商品
11月に入り、ホテルや旅館では年末年始の準備が本格化します。
クリスマスや忘年会、年末年始の宿泊プランなど、さまざまな企画が動き出す中で、地域のお客様に向けた大切な販売商品の一つが「お節料理」です。
今回は、私が以前お世話になったホテルでの経験を交えながら、お節料理の準備と販売活動について考えてみましょう。
商品企画と販売目標を決める
まずは、前年の販売実績を確認し、今年の販売目標を設定します。
商品は、ご夫婦向けの二段重、ご家族向けの和洋折衷三段重など、ターゲットに合わせて企画します。
地元食材やホテル自慢の料理を取り入れ、他店とは違う魅力をつくることも大切です。
また、販売目標は調理場の生産能力や人員体制を考慮し、無理のない数量に設定しましょう。

館内POPで来館客にアピール
私がお世話になったホテルでは、フロントやロビー、レストランなどにお節料理のPOPやポスターを掲示していました。
おいしそうな料理写真を大きく使い、価格や予約締切日、受け渡し方法を分かりやすく伝えます。
さらに、スタッフから「今年もお節料理のご予約を承っています」とひと言添えることで、販売機会を増やせます。
過去の購入客や優良顧客にDMを送る
お節料理の販売で特に大切なのが、過去の購入客への案内です。
私たちのホテルでも、前年の購入客をはじめ、宴会やレストランをよく利用してくださる優良顧客にDMを発送していました。
一度購入されたお客様は、ホテルの料理の味をすでにご存じです。
「昨年はご利用いただき、ありがとうございました。今年も心を込めてご用意いたします」
そんな感謝の言葉を添えることで、単なる商品案内ではなく、再購入につながるご案内になります。

企業客には直接訪問する
もう一つ、力を入れていたのが企業への訪問営業です。
日頃から宴会や会議などでお付き合いのある企業を訪問し、お節料理のパンフレットをお届けしていました。
経営者や役員のご家庭用だけでなく、取引先への贈答用として利用していただける場合もあります。
直接訪問すれば、商品の魅力を説明できるほか、数量や受け渡し方法についても相談できます。
日頃のお付き合いを生かした営業活動は、小規模なホテル・旅館でも実践できる方法です。
予約状況を確認し、追加の販促を行う
予約開始後は、目標に対する予約数を定期的に確認します。
予約が伸び悩んでいる場合は、館内POPの見直しやホームページ、SNSでの再告知、企業への追加案内などを行いましょう。
また、購入客の記録を残しておけば、翌年のDM発送や商品改善にも役立ちます。

まとめ
お節料理の販売は日頃の営業活動からお節料理の販売には、必ずしも大規模な広告宣伝が必要なわけではありません。
館内POP、過去の購入客へのDM、企業への訪問営業など、身近な営業活動の積み重ねが予約獲得につながります。
そして何より大切なのは、「来年もこのホテルのお節を注文したい」と思っていただける商品をお届けすることです。
お節料理の販売を、年末の売上づくりと地域のお客様との関係を深める機会にしていきたいものですね。
