OTA活用シリーズ6(最終回)
OTAと自社集客を上手に組み合わせる方法
「OTAのおかげで予約は入る。でも手数料が気になる……」
「OTAだけに頼る経営で本当に大丈夫だろうか……」
そんな不安を感じている宿も多いのではないでしょうか。
ここまでのシリーズでは、
・OTAページの改善
・魅力が伝わる写真
・口コミ評価
・リピーターづくり
についてお話ししてきました。
最終回では、
「OTAとうまく付き合いながら、自社でも集客できる宿になる方法」
について考えてみましょう。
OTAは敵ではない
まず最初にお伝えしたいことがあります。
OTAは決して悪い存在ではありません。
旅行を探している多くのお客様が利用しており、
小さな宿でも全国のお客様と出会える大切な入口です。
問題なのは、「OTAしか集客方法がないこと」です。
もしOTAの条件が変わったり、競合が増えたりすると、
予約数が大きく変わる可能性があります。
だからこそ、OTAと自社集客の両方を育てることが大切なのです。

① OTAは新規客との出会いの場
OTAの役割は、「初めてのお客様との出会い」です。
そして宿の役割は、「また来たい」と思っていただくことです。
OTAで予約していただいたお客様を、宿のファンへ育てる。
この考え方が重要です。
② 自社ホームページを育てる
宿のホームページは、宿の「本店」です。
OTAでは伝えきれない、
・宿の想い
・スタッフ紹介
・季節の魅力
・地域情報
などを自由に発信できます。
また、自社ホームページから予約が増えれば、
OTA手数料もかかりません。
少しずつでも育てていきましょう。

③ SNSで宿を思い出してもらう
宿泊は毎日利用する商品ではありません。
そのため、「忘れられないこと」が大切です。
例えば、
・季節の風景
・新メニュー
・イベント情報
・スタッフの日常
などを発信すると、「あの宿、また行きたいな」
と思い出していただけます。
SNSは広告というより、
宿とのつながりを保つ道具です。
④ 宿だけの企画を持つ
価格だけでは、いつか価格競争になります。
そこで必要なのが、宿ならではの企画です。
例えば、
・地元食材フェア
・季節限定プラン
・記念日プラン
・体験型プラン
などです。
「この宿だから泊まりたい」という理由が増えるほど、
価格だけで比較されにくくなります。

⑤ ファンを増やすことが一番の集客
広告にはお金がかかります。
しかし、ファンは宿の魅力を広げてくれます。
・口コミを書く
・家族に紹介する
・SNSで紹介する
・毎年利用する
こうしたお客様が増えるほど、宿の経営は安定していきます。
目指すのは、「予約を集める宿」ではなく、
「応援される宿」なのです。
自社集客チェックリスト
□ 自社ホームページを定期的に更新している
□ SNSで季節情報を発信している
□ リピーターへの情報発信を行っている
□ 宿ならではの企画で新規集客ができる
□ OTAだけに頼らない複合的な集客を考えている
□ チラシや紙媒体の使い方を知っている
□ ファンづくりを意識した接客をしている

シリーズのまとめ
OTAは宿にとって、とても心強い集客ツールです。
しかし、本当に強い宿は、OTAだけに頼っていません。
ホームページを育て、SNSでつながり、リピーターを増やし、
宿ならではの魅力を磨いています。
こうした積み重ねが、安定した経営につながります。
6回にわたる「OTA活用シリーズ」が、皆さまの宿づくりのヒントになれば幸いです。
一つずつできることから始めて、皆さまの宿ならではの魅力を、
もっと多くのお客様へ届けていきましょう。
