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秋限定レストランメニューで地域客を呼び込もう

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宿泊だけに頼らない「秋の味覚」集客のすすめ

暑い日が続いていても、暦の上では少しずつ秋が近づいてきます。

ホテル・旅館にとって秋は、紅葉や行楽、温泉、そして
「食」を目的とした旅行など、さまざまな集客チャンスがある季節です。
その中でも今回注目したいのが、レストランを活用した秋の集客です。

宿泊プランだけでは、どうしても商圏は広くなります。
一方、レストランなら、

「近くに住んでいるのでランチを食べに行こう」
「家族で秋の味覚を楽しもう」
「紅葉を見に行く途中で食事をしよう」

といった、地域のお客様や日帰り客にも利用してもらえます。

今回は、ホテル・旅館だからこそできる「秋限定レストラン企画」を考えてみましょう。

1.まずは「秋を食べる理由」を作る

秋は一年の中でも、料理企画を作りやすい季節です。

きのこ、栗、かぼちゃ、さつまいも、秋鮭、さんま、新米など、
季節を感じさせる食材が豊富にあります。

単に通常メニューへ秋の食材を追加するのではなく、
「秋だから食べに行きたい」と思わせるテーマを設定することがポイントです。

例えば、

きのこと秋野菜の収穫祭ランチ
秋鮭と地元野菜の秋御膳
和牛と秋の味覚フェア
栗・かぼちゃ・さつまいもの秋スイーツフェア
地元の新米を味わう秋の和食膳

などです。

特にホテル・旅館の場合は、地域の農家や漁港、市場などから仕入れた
食材を取り入れることで、一般的なレストランとは違った魅力を打ち出せます。

「秋限定」+「地元食材」

この組み合わせは、秋のレストラン企画を作るうえで非常に使いやすい切り口です。

レストランメニュー

2.価格帯の違う3つのメニューを用意する

秋限定メニューは、一種類だけではなく、価格帯を分けて用意する方法もおすすめです。

例えば、秋彩ランチ 1,800円
きのこや秋野菜を中心とした気軽なランチ。

秋の味覚御膳 2,800円
秋鮭、きのこ、地元野菜、新米などを盛り込んだおすすめメニュー。

特選・秋の贅沢御膳 4,000円
和牛や地元の魚介類などを加えた、少し贅沢なメニュー。

このように3段階にすると、

「今日はちょっと贅沢しよう」
「せっかくだから真ん中の御膳にしよう」

など、お客様が目的や予算に合わせて選べます。

大切なのは、高価格メニューを売り込むことではありません。
お客様が選びやすいメニュー構成を作ることです。

デザート

3.秋のデザートを「もう一品」にする

秋はデザートも充実させやすい季節です。

例えば、

栗のモンブラン
かぼちゃプリン
さつまいものケーキ
地元産りんごのアップルパイ
秋のミニデザート三種盛り

などがあります。

ランチメニューに、
「+500円で秋のデザートとコーヒー」

といったセットを用意すれば、満足度を高めながら
客単価アップにもつながります。

さらに「秋のスイーツセット」として午後の時間帯に提供すれば、
ランチ終了後のレストラン活用にもなります。

行楽弁当

4.ぜひ取り組みたい「秋の行楽弁当」

そして今回、もう一つおすすめしたいのが、
「ホテル・旅館が作る秋の行楽弁当」です。

秋は紅葉狩り、ドライブ、ハイキング、地域イベントなど、
外出する機会が増える季節です。

そこで、館内で食事をしてもらうだけではなく、
料理を持って出かけてもらうという発想です。

例えば、
秋の行楽弁当 1,500円

きのこご飯
秋鮭の焼き物
だし巻き玉子
秋野菜の煮物
地元野菜のお惣菜
漬物
ミニ甘味

特選・秋の行楽弁当 2,500円

通常の行楽弁当に、
和牛料理
地元の魚介料理
季節の天ぷら
栗ご飯や松茸ご飯

などを加えて、少し贅沢な内容にします。

「ホテル料理長が作る秋の行楽弁当」
「紅葉狩りのお供に」
「秋のドライブに、ちょっと贅沢なお弁当を」

といった打ち出し方なら、通常のお弁当とは違う価値を伝えやすくなります。

5.行楽弁当は「予約商品」にする

行楽弁当を販売する場合は、できれば事前予約制がおすすめです。

例えば、

販売期間:9月20日~11月15日
受取時間:10:00~12:00
予約:前日17時まで
2個から受付

というようにルールを決めます。

予約制にすれば、必要な数量を把握してから調理できるため、
食材ロスを抑えやすくなります。

さらに、「1日20食限定」
としておけば、厨房の負担をコントロールしながら限定感も演出できます。

宿泊予約とは違う、新しい地域客との接点を作れるのも行楽弁当のメリットです。

6.告知は「1枚の秋フェア案内」にまとめる

企画が決まったら、次は告知です。

ここでおすすめなのが、秋限定の商品をバラバラに宣伝するのではなく、
「秋の味覚フェア」としてまとめて告知する方法です。

例えばA4チラシの中に、秋の味覚フェア開催

① 秋限定ランチ
② 秋の味覚御膳
③ 秋のスイーツ
④ 秋の行楽弁当

の4つを掲載します。

これなら館内掲示だけでなく、ホームページ、SNS、LINE、
地域への折込・ポスティングなどにも展開できます。

秋のランチ

7.館内では「挟み込みメニュー」で追加注文につなげる

通常のレストランメニューをすべて作り直す必要はありません。

A4またはA5サイズで、「今だけ楽しめる 秋のおすすめ」
という一枚もののメニューを作り、通常メニューに挟み込みます。

ここには、

秋限定料理
秋限定デザート
おすすめドリンク
行楽弁当

などを写真付きで掲載します。特に料理写真は重要です。

単に「美味しそう」に撮影するだけではなく、紅葉や木の実、
秋らしい器や敷物などをさりげなく取り入れ、
「写真を見ただけで秋を感じる」 ことを意識してみてください。

この写真は、そのままホームページや
Instagram、Facebookなどでも活用できます。

8.宿泊客にもレストラン企画を案内する

地域客向けに始めた企画でも、宿泊客への追加販売に活用できます。

例えばチェックイン時に、
「明日のご昼食に秋限定ランチはいかがですか?」
「お帰りの際に行楽弁当をご用意できます」
と案内することもできます。

特に行楽弁当なら、チェックアウト後の観光 → 昼食
という宿泊後の行動まで提案できます。

「○○渓谷の紅葉をご覧になるなら、途中で
召し上がれる行楽弁当もご用意できます」

という案内ができれば、単なる商品販売ではなく、
旅行そのものを楽しんでもらう提案になります。

秋のレストラン企画は「宿泊以外の売上」を作る
ホテル・旅館の秋の集客というと、どうしても「秋限定宿泊プラン」を最初に考えがちです。

しかし館内には、宿泊以外にも売上を作れる場所があります。
その代表がレストランです。

秋限定ランチ
+秋の味覚御膳
+秋スイーツ
+秋の行楽弁当

この4つを組み合わせれば、

 「泊まる人だけがお客様」ではなく、
「地域の人にも秋のホテル・旅館を楽しんでもらう」
という新しい集客ができます。

そして、秋のランチをきっかけに初めて施設を訪れた地域のお客様が、

「今度は家族で泊まってみよう」
「親戚が来たときに利用しよう」
「忘年会でも利用できそうだ」

と思ってくれるかもしれません。

レストラン企画は、その日の売上を作るだけでなく、
地域のお客様に自館を知ってもらう入口にもなるのです。

暑さが残る今のうちに、料理長やレストランスタッフと一緒に、
「今年の秋は、何を食べに来てもらうか?」を考えてみてはいかがでしょうか。

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